窮鼠はチーズの夢を見る 備忘録 ※初見

 

 

 

 

☆2020年9月11日

 

2019年2月12日に発表されてから待って待って待って待って待って待って

 

【2020年公開】以外の情報が皆無すぎて、更に公開日が発表された後もコロナとかコロナとかコロナのせいで無期延期となり、もう

『待つことは辛くないんだ(遠い目)(CV:及川宗佑)』

状態にすらなっていた私が漸く本日鑑賞いたしました~おめ~!!

 

って事で、初見の感想は今後何度か観る(であろう)上での参考資料として残しておこうと思う。

 

ちなみに、ネタバレについては大倉くんの載っているインタビューについてはすべて目を通した(はず)だけど、一般客・ライターやコラムニストの方の感想に関しては話半分で見てきた。

 

ちなみにこの【一般客】に関しては試写会参加の方のツイートなど。

 

でも正直、まぁ中には「この人どうしたらこんな下品な言葉でしか感想が言えないんだ??」って人も見受けられたが(公開された現在に関しては、残念ながら映画名でだけ検索をかけるとそのような感想ツイートが散見されて残念な気持ちにしかならないので見ないようにしている)、基本的にはまずまずな感想が多かったかな。

 

私が普段映画を観る時に、演じたキャストの感想を重視しているからなのか、今回だけなのかはわからないけど、所謂【ライターやコラムニスト】の感想がめっちゃくちゃ主観的なポエムに次ぐポエム過ぎて逆に見る気なくすわ…と思うことがなかなかに多かったので、そこはほとんど見てないです。

 

 

 

 

では、初見の感想→→→

 

・エンドロール終わり明るくなって友達と開口一番『長くない!?』と言葉を交わした

 

・原作同様ワインをあげるシーンが予告の時から好きだったけど、映画でのそのシーンはなんだかグッときてしまった

 

・恭一が原作以上に物凄い早さでの流され侍っぷりで、クズofクズだったけど、本人に悪気がないんだろうなってとことか本質は優しいんだろうなってとこ、仕事はきっちりだし見た目はいいし、服装だって綺麗目で良いものを選んで生活している爽やかさが尚更救い用のないクズだった。救えない。救出不可。ただ、ひたすら顔が良かった

 

・正直、大倉くんが今までに出演してきたどの作品よりも全編を通してひたすらに大倉くんを綺麗に綺麗に撮ってくれていて物凄く画が綺麗だった。言わずもがな成田くんが可愛すぎた…二人ともあんなアップが多いのに微塵も画的な面で気になる所がなくて素晴らしかった。兎に角綺麗だった

 

・原作のセリフ量に比べて映画はほんとに会話が少なくて、フランス映画みたい。原作読んだ人と読んでない人では感じ方が違うだろうし終わり方も然り、色んな予想が出来るなと思った

 

・リバー〇エ〇ジの濡れ場で監督のなんとなくの濡れ場の描き方がわかってはいたけど、まぁ綺麗に撮ってくれていた方かなぁ…正直、リバー~は気持ち悪かった…し、私の肌には合わん

 

・大倉くんの、スッと目の色が変わる感じ凄かった。元々大倉くんの表情の演技は大好きなんだけど(一番好きなのは涙の答えMV)、目が一瞬で影がかかる感じ、あれまさに漫画の世界だよ

 

・原作の終わり方が好きだったので映画の終わり方うっ…と辛かったけど、今ヶ瀬と関わって大伴流され侍恭一の人生の選び方?が変わったような、ちょっとだけ希望の持てるラストだったようにも感じられて今二人は何してるかな気分

 

・勿体無いからワイン空けないと言った後の『来年も買ってあげるから』は原作よりも、大倉忠義フィルターかかっててやばかった(小並感)

 

・『俺は幸せだったんだけどね』←これはまじではぁ!?そうならもっと態度に示しなよ!!そこは流されてくれよ!! となった

 

・私もカールスバーグ

 

・『あなたの煙草になりたかった』のシーンの二人の表情だとか、恭一のくわえ煙草だとか、あのシーンのどれもが好きだったなあ~

 

挙手・今回は役柄とか設定とかまあ濡れ場とか諸々においてどうかな…?とは思ったけど、今回も例に漏れず【演じているのは大倉くんだけど役が乗り移ったように恭一にしかみえなかった】な。屋上のシーンは完全に大倉忠義だったけど(笑) あとやっぱり、大倉くんの表情とか目の演技が改めて滅茶苦茶好きだなと

『心底惚れるって、その人だけが例外になっちゃうてことなんですね』って言った今ヶ瀬の台詞は、思い通りにならないし最低な人間だけど、それでも好きな恭一に向けられたものでもあり、流され侍が流されず女性関係を整理して一人今ヶ瀬を待つ選択をした恭一にも言える事だなあ

 

・たまきがハイチェアーに座った時すぐ自分の方へ呼び寄せた(=椅子に座らせたくなかった?)とことか、『煮込み料理よく作る?』の質問(=今ヶ瀬に言われた通りの女性探し?)とか。『今ヶ瀬が自分の中心となっているからこそ』の行動にも見えた所が何だか凄かった。今ヶ瀬を思ってるじゃん…

 

・再開してから、完全にたまきへの気持ちが無い感じは清々しささえ感じるくらいのだったし、バス見送った後に『今日泊まらないってさ~』とか、「カーテンダサいっすね」『だよな(笑)』とか…そこからの身辺整理して部屋で一人待つ恭一はやっと心底人を好きになれたのかもな…クズ過ぎて乾いた笑いが出るくらいだけど

 

・焼きそばはやっぱりマルちゃんですよねと思ったし、序盤の寿司のシーンで『…おすし』となったのを許して欲しい

 

・たまきとの別れのシーンで、「その人と結婚するんですか?」の質問に『俺は…難しい道でも何とかやっていけるように…どうにかしようって』って言った恭一のセリフに、中の人(大倉くん)の当時置かれていた本業のあれそれを思い出してしまい、映画とは関係無いとこで一瞬切なくなってしまった

 

・映画観てから話してたら友達もそうだったからきっとうちらだけじゃないと思うんだけど、今まで観てきた数々の予告動画と実際の映画の印象180°位(は言い過ぎなので100°位)違くない??

 

・異性との濡れ場に嫌悪を抱き、同性との濡れ場に心を打たれるのはあの作品のもつ力だなと思った。その同性も誰でもいいわけではなく、それが恭一と今ヶ瀬だからこそなんだよな~あ~明日も観れるのか…

 

・なんだか、一年以上も前から楽しみに楽しみに楽しみにしていた映画だったから、いざ観たらボーッとしてしまって拾いきれてないところが多いな…上映期間中に色々と拾えたらいいな

 

・窮鼠のパンフ観てたら一ヶ所だけじゃなく二ヶ所くらい私に身近な場所でロケしていたことを知り消えたい…逆に撮影時期全く気付かなかった私凄いな??

 

・嫁に離婚告げられた後歩きながら今ヶ瀬に電話してる時に、結婚式後のグループが賑やかにしてるあの対比凄かったな。まるで天国と地獄。

 

・初めて今ヶ瀬にキスを迫られた時にも自ら壁側に行き、寝る時も壁側、ゲイクラブも迷って奥まで行っちゃったしほんと自ら窮鼠になっていく恭一…

 

・ゲイクラブってあんなにガチムチばかりではないだろうに、なんであんな感じでの描き方なんだろう。あのシーンだけが妙に浮いている気がした。行ったことないからわからんけど

 

・今ヶ瀬がちょっと歩いてこようかな…って出ていく時に『早く帰ってこいよ』とか、その後帰宅した音を聞いて今ヶ瀬のスペースを空けてあげるとことか、気付かないうちに大切に思ってるじゃん…てなった。自分勝手だな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というメモを残していたのに、今の今まで忘れていたのでとりあえずここへ残しておくことにした。

 

改めて今観てみると、やっぱり初見との感じかたは変わってきてるよなあ…

ほんとに、初見は恭一がクズだな~流され侍だな~って感想で、余白が多いからこそそれを踏まえてまた観たいって感じだったからな。

 

原作の終わり方、指輪を買うところで終わったから凄く好きだったんだけど(ハピエン厨)、あれを実写でやると「でも結局恭一ってゲイなわけではないし、漸く今ヶ瀬と向き合う準備が出来たってだけで今後わからんよな??」とか、その後の【別れ】を想像してしまいそうな気がするけど。

その点実写は今ヶ瀬に向き合った恭一と、頑張って頑張ってこっちを向いてくれた恭一だけど、これまでの彼の恋愛遍歴やそもそもの恋愛観を知ってるからこそ【この幸せは長続きしない】【別れが待っているのなら自ら手離せば彼は自分を忘れずに居てくれる(灰皿置いてった時の心境)】と思って去ったんだろうな。

 

 

 

当初は、ムビチケは4枚買ってて、その位観れたらいいなと思ってて、その後毎週水曜観れたらいいなになってて、気付けば10年回越えてたよね←

何回観るん…

 

まあ、まだ上映もされてるし、週一ペースで観れたらいいなあ~。

 

どうせだからと、今回色んなTOHOで観てるんだけど、個人的には金曜の夜にTOHOシネマズ日比谷で観る窮鼠が一番好きかもしれない。なんかキラキラしてて浸れるので。

キラキラしてる点ではヒルズもいいんだけど、私がヒルズの映画館行くと決まって雨だから…

 

 

そうそう。

映画が台詞が少なくて余白が多い分、やたらと配信が多くてあれだけど(まあ舞台挨拶も満足に出来なかったしね)、個人的に答えてもらえて嬉しかったのが、

 

『今ヶ瀬がワイン貰う時ボタン付けてる白シャツ・北京ダックの白シャツ・最後に恭一が着てる白シャツは同じと認識してていいですか?』

 

って聞いた私の質問に、

 

【その解釈は(監督には)無かった。でも、衣装部の人が意図してそのシャツにした可能性はある。衣装部の人は『これでいいですか?』の確認はするけど、それぞれが考えてその衣装にしてくれたりする。

衣装部さんが密かに独断でやってる事が多々あるから、きっとこれもそうだろう。同じシャツに見えたのであれば、それは同じと解釈して間違いないです。私もまた観て確認してみます】

 

って回答くれたことかな~。

 

客に投げっぱなしの感覚も受けないわけではないけど、余白の部分を自由に考えられるのもそれはまたいいのかもしれない。

 

 

 

また、なんとなくおもいついたらぽちぽちツイートするかも~🐭🧀

 

 

 

 

ヒット&ロングランしますように🙏